2月13日。それは、アルクェイドの願いが叶った日であり、そして── ■シエルルート 夢の終わりに その夢の中で、少女は一つの問いかけを聞いた。 少女に対するものか、それとも彼女に似た別の誰かへのものなのか。それは分からないし、今の彼女にそれを知る術はない。ただ、彼女はそれにこう答えたのだそうだ。 ──この現実は全てが夢のような、曖昧なものだからね。だから私は全てを幻想と受け入れて、その結末を受け入れることにしたのよ──と。