キrあ、その_zzs身
2月25日。昨日は、冬馬かずさのピアノコンクールの日だった。 彼女は見事2位に入賞し、祝福に満ちたステージの上でトロフィーを手にした。 それは……俺がずっと見れなかった光景で、でもかずさが立ちはだかった壁だった。 会場で見守っていた俺は、まるで自分のことのように喜んだ。これでまた一歩、あいつの夢に近づけたんだって。 かずさも笑っていた。笑って俺にピースサインを送っていた。 本当に楽しそうに──まるで子供みたいに無邪気な笑顔で。